膵臓は胃の裏側に位置し、細長いくさび形をした臓器です。膵臓の働きには、腸での消化を助ける膵液の分泌や血糖値を下げるインスリンの分泌、また上げるグルカゴンの分泌があります。膵臓に痛みの症状を伴う病気には、急性膵炎があります。
インスリノーマは、膵臓の腫瘍からのインスリンの分泌が過剰となって、血液中の血糖値が低下します。血糖値が下がることによって脱力、ふるえ、動悸、発汗、緊張感、空腹感などの症状が現れます。低血糖が続くと、意識が無くなり、けいれんや昏睡状態に陥ります。インスリノーマの治療は、腫瘍を切除します。これによって約9割が完治します。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
グルカゴノーマは、膵臓の腫瘍で、これにより血糖値が上昇し特有の発疹が現れます。グルカゴノーマの約8割はがんで、患者の約8割が女性です。この病気は、血液中のグルカゴンの濃度が高くなることで糖尿病の症状が現れます。9割の患者に赤茶色の発疹と赤橙色の舌の症状が出ます。治療は、腫瘍を手術で切除することですが、切除ができない場合などは、化学療法でグルカゴン値を下げます。
この病気は、突然、発症し、数日で治る急性と、長年に渡り患う慢性的なものがあります。膵臓炎の場合、急性、慢性共、軽い腹痛からひどい腹痛までの症状が現われ、多くの場合に吐き気、嘔吐、発熱を伴います。アルコールを大量に飲む人が罹りやすいという説もあります。急性膵臓炎は、食生活に気をつけることで、自然に治ることがあります。
膵臓がんの場合、無症状や、上腹部の違和感があることが多いのですが、進行すると様々な症状が出てきます。膵の機能が低下した場合、糖尿病の発症、下痢など、また、病が消化管にまで達した場合には、食欲不振、嘔吐、体重の減少、消化管からの出血があります。できた腫瘍による症状には、背中の痛み、腹部の膨満感などがあります。